新社員がリーダーに!SIerの過酷さ

2019年3月23日仕事

shin_nyushaichinen

ある日、いきなりこう告げられました

再来月から、君には違うプロジェクトのリーダーをやってもらうことになったから

僕の上司は鬼軍曹みたいな人です。

これまでも僕を新人扱いせず、意味不明な専門用語でまくし立てては「俺ならここまで言われたら理解できるぞ、あとは自分で考えろ」と、
情報系を専攻してもいない僕にとってはきつ過ぎる上司でした。

しかしこればかりはいくらなんでも無茶苦茶すぎる。

これまでリーダーをやっていた人が人事異動で抜けることが決まり、揉めに揉めていたプロジェクトのリーダーに
入社一年目の新人があてがわれることになったのです。

その他プロジェクトメンバーもいろいろゴタゴタがあって全員抜けていたため、僕と、僕より後に入る協力会社の人と、プロジェクトを回すことになりました。

引継ぎ期間は1ヶ月。普通に考えてまともに引継ぎできるはずがありません。

そのため、この宣告を受けた後は一気に仕事のことを考えると憂鬱になるようになりました。

 

そもそもなぜリーダーにされたのか

従業員3000人以上もいる大企業のため、入社1年目の新人にリーダーのような仕事を任せることはまずありません。

基本的に新人の仕事はテスターの1人としてテストを実施したり、簡単なコーディングをしたりするだけに尽きます。

同期の話を聞いていても、
「普通に他の人と同じ量の役割を与えられたよー(*_*)」
など、あくまで新人としての仕事を与えられてる人ばかりです。

じゃあなぜ僕はリーダーにされたのか。その理由は以下2つが考えられます。

 

上司が鬼

まず上司が鬼です。これからこの鬼上司のことをK課長と呼びます。

本人曰く、ストイックな性格らしく、若手のときから自分で技術的なことを勉強し、資格も数多くとり同期とは確実に差をつけるぞという思いでやってきたようでした。

そして、史上最年少で課長になったとのことです。(本人曰く

つまり、”できる人”なのです。

常に話の中身は自分の自慢話ばかり。仕事中に手を止めてこの自慢話を聞かなくてはならないのが非常に苦痛です。

先輩に聞いた話ですが、部下は誰もこのK課長の自慢話を聞かないため、新人を捕まえては自慢話を聞かせるのが毎年恒例となったようでした。

K課長が新人に求める仕事のレベルは非常に高く、指導を受けてきた人達は皆この人のことを苦手としているようです。

 

上司に認められてしまった

僕も配属からずっとこのK課長の指導を受けており、最初は新人扱いを一切しないその態度と、レベルの高さに驚きしんどい思いをしていました。

しかし、だんだん慣れてK課長の想像以上の仕事もこなせるように。

そんな中、昨年の秋ごろから、僕のことをやたら持ち上げる発言が多いことに気づきました。

「おお。やるじゃん」とか、「新人の中では結構できる方だと思う」とか、「自分は運がいい。近年担当する新人がみんな優秀だ」などと言ってきます。

僕の部署には新人が3名配属されているのですが、

「顔見ただけで一番優秀なのはわかったよ。だから自分のとこに選んだんだよ。」

と言われたのですが

本気で言ってんのかこの人は

と思いました。

今思えば、これが悪夢の始まりだったのかもしれない。。

 

引継ぎは1ヶ月

そんなこんなで昨年からリーダにされるフラグは立ちまくっていたのですが、メンバー構成で揉めていたプロジェクトに僕が突っ込まれることが決まりました。

僕は1月からそのプロジェクトに入り、2月からは前リーダーが抜けるため、1ヶ月しか引継ぎ期間が与えられませんでした。

システムの中身も、これまでの経緯も理解できておらず、顧客との関係性も築けていない中、1ヶ月で引き継げと言われて無茶だろとしか言えません。

上司は、誰がやってもどうせできないからだったら新人にやらせても同じでしょ。

と言っていましたが、いやいやできないのレベルが違うわ!

技術的なスキルや、一般的なやり方など何も知らない新人に、プロジェクトはうまく回せる気なんて全くありません。

何を引き継げばいいかも全く分からず。当時はとりあえず言われるがままに仕事をするしかありませんでした。

 

本当にリーダーとして仕事をする

そして早くも2月に。本当に前任者がいなくなり、僕がリーダーとなって協力会社の人と仕事をすることになりました。

この協力会社の人は、僕より10歳以上も年上で、むしろこの人の方がリーダーになった方がいいんじゃないかというくらい経験の数も違う人です。

しかし、この人が来たのは2月に入ってから。仕事を教えるのは僕で、僕が言った仕事をやってもらうという関係になります。

そしてリーダーとして、顧客や他の協力者との打ち合わせにも参加し、状況の説明や質問の回答などをすることになったのです。

 

協力会社の人

僕より1ヶ月後にアサインされたこのおじさん。確かに理解力は良いし、作業をふると、見やすい資料を作ったりしてくれるのですが、いかんせん言われたことしかやらない。というか言われたことの範囲でしか物事を考えられない人でした。

どういうことかというと、〇〇をやってほしい。と言うと、それをやるために何を調べたらいいのか、何を準備したらいいのかを自分で考えることができないみたいで、しばらく考えた後、「これってまず何から始めたらいいんですかね」と聞いてきます。

正直、僕もシステムを全部理解できていないため、何から始めるかは調査したりしないとわかりません。

だから、そういう調査も含めてやってほしいと言っているのですが、どうも物事を考える力が低いようで、最後まで全く調査できない人でした。

つまり、まるでバイトのように作業だけは早いし分かりやすいものは作れるが、自分で考えてする仕事は苦手の人でした。

この人に仕事をしてもらうためには、僕がいろいろ調査して、作業の方針を具体的に説明しないと作業に取り掛かれないため、僕は調査する必要のある他の仕事をこなせなくなります。

そのため、日々の残業も次第に増えていきました。

 

最も大変だったこと

最も大変だったことは、自分が知らないシステムの中身について聞かれたりすることです。

即答できない場合は、「確認します」と言うしかないため、酷い時には打ち合わせで聞かれたことに全て、「確認します」と答えました。

もちろん、お客さんやPMOには嫌な顔をされるため、耐えなくてはなりません。そういう意味では、メンタルがすごく鍛えられているかもしれません。

さらに、確認します。と言ったことを実際に設計書を読み解いたり、過去の調査資料や前任者のメール履歴などから調査しなくてはなりません。これは本当に雲をつかむような作業で、これだけで時間をかなり奪われます。

他にやらなくてはならない仕事は山ほどあるのに、この調査に時間を大きく取られるため、残業をしなくては仕事が全くできす、毎日「今日も帰るの遅くなった。。」と辛い気持ちになります。

 

上司がサポートしてくれない

最初からある程度予想はできていましたが、K課長は全くサポートしてくれません。

自分ではサポートしているつもりなのかもしれませんが、僕のやり方にケチをつけては馬鹿にしたり見下したりしてくるだけで、肝心のところは自分で考えろと言ってきます。

最初からあまり頼るつもりは無かったので良いですが、結構ハードですねこれは。

全く経験の無い新人なので、右も左もわからずに頭を抱えて吐きそうなっちゃいます(笑)

こんなので、部長には自分がサポートしていると言っちゃってるみたいなので、まあ何というか、やばい上司だなとしか言いようがありません!

 

乗り越えるために必要なことは

僕が毎日意識していることは、「この仕事をすることによって何を得ることができるのか」を考えることです。
正直な所、今の会社に骨をうずめる気はありません。高評価を得たいと思って仕事をしているわけでもありません。

じゃあ何を考えているか。

それは今この瞬間を過ごすことによって、自分は何を得ているかを考えています。

交渉力だったり、調整力、もしくは効率よく仕事を進める力なのか。
単純に技術力が身につくのでも良いです。とにかく自分が今どんな成長をしているのかはっきりと掴むことができれば、なんとか今の状況を耐えることができます。
何も得られないなとなったときには、この仕事をやめて次の仕事に移るかもしれません。

とにかく、ミクロ的な視点でなく、マクロ的な視点を持って物事をとらえることが重要だなと思いました。

ただ、体の調子は最も気にしています。何を得られようが、体を壊しては元もこうも無いので、正常な判断がつくうちに行動がとれるように意識をしています。

 

あと少し

あと、約1ヶ月半でこのリーダーの仕事は終わります。

引継ぎ期間がほぼ無く、システムの中身を全く知らないことが自分にとっては非常にきつく、ハードでしたが、なんとかやってきました。

最後まで、全力で自分の仕事を全うしようと今は考えています。

以上!

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Posted by Toshi